![]() 諸説あるようですが、よさこい=夜に来い=今晩いらっしゃい、という解釈が一般的だそうです。 「よさこい節」はご存知の通り土佐の民謡。城下一の美人の気をひくために播磨屋橋のたもとの小物屋でかんざしを買った若いお坊さんとの悲恋話ということだが、「よさこい節」は替え歌で歌い継がれてきたため、これが一番有名な歌詞ということらしい。 また「よさこい鳴子踊り」には、「よっちょれよ!」というかけ声が入っているのですが、これは土佐弁で「そこどけ・寄れ!」という意味だそうです。 |
![]() 1991年、高知出身の北海道大生が、「よさこい祭り」を目にして感動。そこで“セントラルグループ”の踊りと出会います。セントラルグループは89年からよさこい祭りに出場し、そのダイナミックな演出の振り付け、白い鼻筋に赤いアイラインと「よいやさー!」のかけ声で周囲に衝撃を与えていました。大学生は北海道にも「よさこい祭り」のようなお祭りを作れないかと、学生ばかり100名以上の仲間で「YOSAKOIソーラン祭り実行委員会」を発足させます。当初は「北海道で学生が高知のお祭り?」と、理解を得られず苦労の連続だったそうですが、実行委員会が祭りの全ての準備をして10チーム、1,000人の踊り子を集めるに至りました。さらに何度も高知へ足を運んだ熱意によって高知からセントラルグループの参加も実現して、92年6月13・14日「第一回YOSAKOIソーラン祭り」が無事開催され、本場のよさこいと学生たちの熱意は札幌でも感動を与えたのでした。 |
![]() 全国に広がる「よさこい鳴子踊り」の形式は、以上の二つに大きく分れています。簡単に云うと、 高知のよさこい祭りは前夜祭・本番・全国大会と三日とも各部門に別れて表彰を行います。1チームは150名以下で構成され「よさこい鳴子踊り」のフレーズを曲に入れて、鳴子を手に持ち、競演場ではスタートから終点まで連続して進んで踊り続けます。 札幌のYOSAKOIソーラン祭りは全日程を通して大賞を決定します。手に鳴子を持つことは同じですが、曲にソーラン節のフレーズを入れる、一演舞の時間は4分30秒以内で、その間に100m前進することが決まりです。 演舞会場はYOSAKOIソーランの場合は、予めスケジュールが組まれ、その通りに1日5〜8会場を演舞して回りますが、高知の「よさこい祭り」は本部競演場となる追手筋のみTV中継のために順番が抽選で決められているほかは、好きな会場で各チームが自由に何度でも踊ることができます。 また高知のチームは、一部が地元や全国で開催されるイベントへの参加・協力等で踊る以外は夏の本番の期間しか活動していません。対して北海道の多くのチームは年間を通して練習し、道内各地や全国のよさこい祭りに参加したりという活動を行っているようです。 |